2008年3月、1ドルが100円を割れました。
1995年以来、12年振りの出来事だそうです。
同時に外貨預金の口座申し込み数が増えてるそうです。
外貨預金とは名前の通り、
円ではなく、ドルやユーロ、ポンドなどの外貨で預金するのですが、
外貨預金は通常の円建ての預金よりも利率が高いです。
ただ、この時期に外貨預金に申し込む人の多く目的は金利もあるでしょうが、
為替差益を狙っての事でしょう。
極端な円高なので、今後円安に向かうと判断されているのでしょう。
外貨預金では円高の際に預けて、円安になった時に引き出せば
利子の他に為替差益分の儲けがでます。
そのかわり、元本割れのリスクがあります。
預けた時よりもさらに円高になれば、元金が目減りしていきます。
円預金はほとんど利子がつかないので、外貨預金の方が得だと思うから、
と考えている方は、為替リスクについてしっかりと認識しておきましょう。
そして、外貨預金について、もう一つ覚えておいてほしい部分があります。それは、為替手数料です。
円から外貨に交換する際には手数料が取られます。
逆に外貨から円に組み戻す時にも、手数料が取られるのです。
通常、円⇔米ドルの場合、片道の交換につき1円程度のスプレッド(価格差)分の手数料がかかります。
仮に為替レートが100円の場合、私たちは、買う際に101円で取引することになりますし
逆に売る場合は99円で取引することになるのです。
つまり為替レートが100円のまま変わらなくても、
往復の取引だけで2円分損する事になりますので
短期で取引する際には、注意が必要です。
ちなみに外貨預金の場合は米ドルをはじめ、ユーロ、ポンド、NZ(ニュージーランド)ドル
など複数の通貨がありますが、それぞれの通貨によって利率は異なります。
当然、利率がいい方がいいのでは?
と思うかもしれませんが、注意してください。
例えばNZ(ニュージーランド)ドルなど金利5%以上あって、為替レートが80円だとします。
為替手数料が1ドルにつき往復で5円とします。
仮に100万円をNZドルに交換して為替レートがそのままだったとしますと、
100万円は1年後に税引き後の利息として4万円を得る事ができ、104万円になります。
ですが、交換手数料を考えますと・・・
80円+片道手数料2.5円の82.5円が実質の交換レートとなるので
約12121ドルになります。
そして4%の利子がつくので、12121×1.04=12605ドルとなります。
為替レートがそのままだとしますと、80-片道手数料2.5円=78.5円となるので
換金額は12605×78.5=989492円となります。
1000000円−989492円=10508円
つまり4%の利息がついても1万円以上損をするのです。
これが手数料の落とし穴です。
1ドルにつき、往復5円の手数料とは、為替レートが80円のままだとしたら、
5円÷80×100=6.25となり
4%の利率よりも高いのです。
つまり、為替差益がなければ損する仕組みとなっているのがおわかりいただけましたか?
このように、利率だけでなく、為替手数料にも注意してください。
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